谷上さん、泉さん特選 愛鳥週間ポスター原画

愛鳥週間ポスター

 県が県内の小中学生、高校生から作品を募集した来年度用の愛鳥週間ポスター原画で、和歌山市では県立和歌山高校3年生の谷上ひかるさん(18)、市立和歌山高校2年生の泉春名さん(16)の作品が高校の部の特選に輝いた。特選作品は中央審査(日本鳥類保護連盟主催、環境省など後援)に出品される。
 応募数は小学校の部589点、 中学校の部118点、 高校の部75点の計782点。 各部3人ずつ、 計9人が特選に選ばれた。 

 

 谷上さんはツバキの茂みから、 どっしりとしたキジが出てくるところを描き、 日本らしい和のイメージに仕上げた。 じっと前を見つめるキジを大きく描くことでインパクトを与えるようにし、 頭の青いグラデーションや羽の繊細な色使いに力を入れた。

 一方の泉さんは西洋風の童話をイメージし、 白鳥が寄り添っている絵を描いた。 白い部分は影の付け方が難しく、 青みを入れたり水面に反射する光で立体感を出した。 こだわりは湖の周りに生える草で、 2カ月間かけて丁寧に何度もアクリル絵の具を重ねて表現した。

 特選を受賞したのは2人とも初めて。 谷上さんは「3年生の最後でこんな賞をいただけてうれしい」、 泉さんは「すごい時間をかけて描いたのでうれしいです」と喜びを語った。 本紙エリアの特選受賞者は次の皆さん(後日紙面で紹介)。

 小学校=北畠優香(紀美野町立野上小学校4年)▽中学校=木下郁(海南市立下津第二中学校3年)、汲原未来 (紀の川市立貴志川中学校2年)

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