「やっぱり日本が最高」 寛平さんトーク

アースマラソンの思い出を語る寛平さん
アースマラソンの思い出を語る寛平さん

 マラソンとヨットで世界一周する「アースマラソン」にチャレンジした間寛平さん(62)のトークショーが9日、和歌山市内であり、寛平さんは2年以上に渡った世界一周の旅をユーモアたっぷりに語った。

 ヤマイチ・ハウジング㈱の紀伊川辺住宅展示場オープン記念イベント。寛平さんは平成20年12月、大阪から地球を東回りに一周するアースマラソンをスタート。病気治療により一時中断があったものの、ことし1月にゴールした。

 トークショーで寛平さんは、ヨットで10㍍もの荒波を越えて冬の太平洋を渡り、毎日約50㌔、暑い日は気温52度、寒い日はマイナス19度という中を走った旅の過酷さを明かした。

 途中、前立腺がんが見つかり、薬を飲みながら走り続けた苦難の他、イランでは、「送ってやるから乗れ」とオートバイで併走してくれたおじいさんがいたことなど、人の優しさを感じた触れ合いのエピソードを、笑いを交えながら披露した。

 日本を含め、18カ国を巡った寛平さんは「いろんな国を回ったけれど、やっぱり日本が最高」と話し、アメリカ大陸横断中、ブログに「浜松のウナギが食べたい」「納豆が食べたい」などと書き込みをすると、アメリカに住む日本人が持って来てくれたことを紹介。多くの人に支えられて達成できたと感謝した。

 また、子どもたちをステージ上に呼び、寛平さんの代表的なギャグ「チャチャマンボ」を伝授するなど楽しい一幕もあり、「日本人はみんな優しくて素晴らしいが、その分弱く、つらいことは自分で抱え込んでしまう。他の国のように、全部口に出した方がいい」とメッセージを送った。

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