石川遼の父語る 「イソップ童話」で子育て

「さまざまなことを経験させて」と石川さん
「さまざまなことを経験させて」と石川さん

 プロゴルファー石川遼選手 (20) の父、 石川勝美さん (54) が1日、 かつらぎ町丁ノ町のかつらぎ総合文化会館で 「家族ときどきゴルフ」 をテーマに講演。 遼選手が技術だけではなく、 報道陣への真摯 (しんし) な受け答えや礼儀正しさを身に付けた一つに、 幼少期の 「イソップ物語」 の教えがあったという逸話を紹介した。

 町体育協会などが主催。 会場にはゴルフファンら323人が集まった。

 石川さんは、 遼選手が幼少期にぜん息の発作で寝付けなかった際、 安心させるために絵本を読んだことを紹介。 『アリとキリギリス』 では、 遼選手に 「キリギリスは 『アリさん、 食べ物を分けてください』 と丁寧にお願いしている。 物を頼む時は下から言いなさい」 「断る時も 『ごめんなさい。 これは僕たちが食べる分しかありせん』 とちゃんと理由をつけなさい」 と、 言葉の大切さや、 人間の本質を教えていたエピソードを披露した。

 その他、 遼選手が 「ゴルフをやりたい」と言った時に 「すぐに女性用のクラブのシャフトを切って自分用のクラブを作ってあげた」といい、 「遼も (ゴルフの他に) 野球や水泳をしていたように、 いろいろなことを体験させて、 親が能力を見つけてあげて」 と訴えた。

 息子がジュニアゴルフ選手という同町の菅野恵子さん (39) は 「話を聞いてゴルフの他にもいろいろな経験をさせて、 子ども能力を伸ばしてあげたいと感じました」 と話していた。

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