和北が決勝進出 全国高校サッカー県大会

和歌山北高校
献身的な動きで好機を演出した後藤慎

 第90回全国高校サッカー選手権大会和歌山大会の準決勝2試合が6日、 和歌山市毛見の紀三井寺陸上競技場であり、 第2試合で和歌山北が近大和歌山を3―0で下し、 2年ぶりの決勝へ駒を進めた。 試合は長身FWの谷口がセットプレーから2点、 終了間際にも鹿嶋がPKを決め、 快勝した。 第1試合は初芝橋本が近大新宮を4―2で破った。 決勝は12日、 同競技場で午後1時35分キックオフ。しんぽう写真館はこちらから
 ◇準決勝
和北3(1―0、2―0)0近大和歌山
初芝橋本4(1―2、3―0)2近大新宮

 準決勝2試合目は和歌山市の強豪校同士が顔を合わせた。 和北は序盤からサイドを起点とした早いパス回しで攻め込み、 近大和歌山はロングボールを使った攻撃を展開。 試合が動いたのは前半10分、 和北はゴール中央でFKを得ると、 FWの谷口が頭でうまく合わせて先制した。 これで流れをつかんだ和北は、 MFの中井、 後藤慎を中心に攻め立て、 前半だけで8本のシュートを放つなど試合を支配した。

 後半に入り、 近大和歌山もFWの中村が起点となって攻撃を展開。 和北ゴールに襲い掛かったが、 和北の組織的なDFとGK平井の好セーブにはばまれた。 追加点のほしい和北は28分、 左サイドのFKから再び谷口が頭で合わせて2点目。 さらにロスタイムにも鹿嶋がPKを決め、 熱戦に終止符を打った。

 2点を挙げた谷口は 「決勝でも点は十分取れる。 みんなで力を合わせて勝ちたい」 と意気込み、 ゲームキャプテンを務めた後藤樹は 「まだ通過点。 しっかり準備をしてやれることをやるだけ。 勝つ自信はある」 と話した。

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