「くぅ」が警察犬資格審査会に挑戦

和歌山県警 史上初 小型警察犬 ミニチュアシュナウザー クリーク号 くぅちゃん
臭いがついた布を選ぶくぅ

 おととしに 「県警史上初の小型警察犬誕生」 と注目されたミニチュアシュナウザーのクリーク号こと 「くぅ」 (4歳、オス)が18日、岩出市西野の大宮緑地総合運動公園で開かれた県警嘱託警察犬資格審査会に出場した。

 くぅの挑戦は3年目。昨年不合格の雪辱を果たすべく、臭気選別と捜索救助に挑戦。この日の天候は曇りで気温13度と犬にとっては良いコンディション。5枚の布から臭いを嗅ぎ分ける臭気選別に出場したくぅは予備選別で2回連続正解。本選別でも臭いが付いていると思われる物を選び出していた。箱の中にいる要救助者役を見つけ出す捜索救助では、7分間時間いっぱいまで走り探し回ったが、見つけるこができなかった。結果は後日、審査委員会で決定。合格した訓練犬は来年1月1日から1年間、警察犬として嘱託される。

 指導手の藤谷桂一郎さん(68)は「これからは捜索救助犬が活躍する時代。体重が軽いクリークは被災現場でも動き回れ活躍できます。一緒に現場に出動することが夢なので、また一年訓練を頑張ります」と話していた。

 捜索救助犬はことし9月の台風12号の被害に遭った、田辺市や新宮市に派遣され、被災地で捜索救助に当たり活躍している。

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