河西中、直川小に最優秀 和歌山市子ども暗唱大会

第6回和歌山市子ども暗唱大会
直川小学校の「紀州ばけくらべ」

 和歌山城南ロータリークラブ(廣田俊樹会長)主催の 「第6回和歌山市子ども暗唱大会」 が11日、 和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれ、 小中学生328人が詩や小説の一節を元気いっぱいに会場内に響かせた。 市立河西中学校3年生の 「フクシマの詩」 と市立直川小学校2・3・4年生の 「紀州ばけくらべ」の群読が、最優秀賞を受賞した。

 子どもたちの国語の力を養い、意志や感情を伝え合うコミュニケーション能力を育てようと毎年開かれているもの。個人で暗唱する「個人の部」と、グループで暗唱する「群読の部」があり、児童や生徒らは、衣装や小道具も工夫し、リズムやメリハリを大切に、感情豊かに発表した。

 小学生の部で最優秀賞を受賞した直川小学校2・3・4年生26人の「紀州ばけくらべ」は直川に伝わる昔話。キツネの知恵比べをテーマに、和歌浦が詠み込まれた和歌にもチャレンジした。元気よく息ぴったりに披露し、4年生の大亦優月さん(10)は「振り付けや声の出し方を工夫した。みんなの心を一つに発表できたので、賞をもらえてうれしい」と話していた。その他の入賞者は次の皆さん。

 ◇小学校【個人の部】優秀賞=冨田大輔「すみ鬼にげた」(名草6年)、松本梓紗「雪女」(本町5年)▽奨励賞=吉田こころ「番ねずみのヤカちゃん」(東山東2年)、河口紗絵香「冬の朝」(高松5年)▽「城南ロータリークラブ賞」=小林千弘「銀河鉄道の夜」(直川4年)、大保成史「おとうと」(楠見東4年)【群読の部】優秀賞=浜宮5年「おこだでませんように」、和大付属1年「くじらぐも」▽奨励賞=川永6年「西遊記」、福島5年「壇ノ浦の合戦」▽城南ロータリークラブ賞=宮5年「素直なままで」、吹上6年「走れメロス」、加太2・3年「ピストン・クランクものがたり」

 ◇中学校【個人の部】優秀賞=岩手楓「天声人語」(河西2年)、奥野梨華「挨拶」(日進3年)▽奨励賞=赤山幸代「きみの友だち」(河西3年)、長谷知晃「ああ無情」(同)▽城南ロータリークラブ賞=小殿菜月「ホームレス中学生」(河西1年)、山田実央「フランダースの犬」(桐蔭2年)

 【群読部門】優秀賞=河西3年「子午線の祀り」、桐蔭3年「駈込みの訴え」▽奨励賞=桐蔭2年「蜘蛛の糸」、向陽2・3年「蜘蛛の糸」▽城南ロータリークラブ賞=東和1・2年「東和ぞ」、日進1年「学ぶ」▽特別賞=宇野菜々美(日進1年)「ちちんぷいぷい」

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