産廃処分場「建設許可するな」 住民らデモ行進

産廃最終処分場建設計画
116人によるデモ行進

 大阪府との県境にある和歌山市北部の滝畑と上黒谷にまたがる山間部に産廃最終処分場建設計画が持ち上がっている問題で、 山口地区の住民らは15日、 JR和歌山駅から市役所まで集団デモ行進を実施。 その後、 市に反対署名2万3150人分を提出した。

 デモ行進には116人が参加。 産廃反対と書いた横断幕やのぼりを持ち、 「建設許可をするな。 市民、 子どもの命を守れ」 とシュプレヒコールを上げながら、沿道を歩いた。

 市役所に到着すると、 山口地区連合自治会の園部尚正会長が 「住民の切なる声や心の嘆き、 叫びを受け取ってほしい」と反対署名の第二次分を環境保全部の井本滋之部長に提出。井本部長は 「住民の不安を少なくするために慎重に対応したい」 と話した。

 園部会長によると、 反対署名は9月29日に提出した第一次分2万6850人分を合計すると、 今回で5万人分が集まり、 今後は10万人を目標に署名活動を続けるという。

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