幼児向けの新施設完成 こども科学館

和歌山市立こども科学館
24日から使えるようになる 「わくわくたいけんひろば」

 和歌山市立こども科学館 (寄合町) の2階に、 幼児 (2~6歳) 向けの新施設 「わくわくたいけんひろば」 が完成した。 同館が幼児を対象にした本格的な科学展示をするのは初めて。 クリスマスイブの24日から使えるようになる。

 県地域子育て創生事業補助金を活用し、 予算525万円を投じて設置。 農場をイメージしたスペース (6・6㍍×2・2㍍) に、 「遊びながら科学的な基礎学習をしてもらおう」 と、「音」 や 「空気」 などを体験できる6つのコーナーを設けた。 来年2、 3月には実験教室を開く予定だ。

 同館の入館者は、 平成17~22年度の5年間、 約2万2000~2万4000人で推移。 幼児の入館者に関しては17年度は7437人 (33・2%) だったが、 22年度は9037人 (40・3%) まで増加している。

 しかし、 同館の展示内容は基本的に小学生以上を対象にしているため、 幼児が学んだり、 楽しめる場所がなかった。 そのため、 2階に4畳半程度の幼児ルームを手作りしていたが、 十分ではなかったという。

 同館は 「親子でゆっくりしてもらえる場所になると思う。 ぜひ来館の際には遊んでください」 と呼び掛けている。

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