和歌山県が職員4人処分 HPに医師の住所掲載

 県は11日、 県のホームページで県内の医師個人の自宅住所を公表することを義務づけていた県の規則が公表しないように改正された後も、 2年間にわたり掲載していたままだったとして、 担当課の長寿社会課の副課長・課長4人を処分したと発表した。

 平成21年4月、 「県指定居宅サービス事業者・指定居宅介護支援事業者及び介護保険施設の指定等に関する規則」 が改正され、 県のホームページに医師個人の住所を義務づけていた条項が削除された。 同課によると、 それ以降も医師の個人宅住所14件を掲載していたままだったという。

 昨年6月2日、 住所を掲載されていた医師から、 「県がインターネットの情報サイトに医療機関情報を掲載しているが、 医師の自宅住所まで載せるのは個人情報保護条例に違反する」 と県に通報が寄せられた。 同課は、 同月15日までに医師個人宅の住所を消したという。

 これにより、 平成21年度以降の同課の副課長2人を訓告、 課長2人を厳重注意とした。 同課は 「該当者には謝罪に回ったが、 大変申し訳ないことをした」 と話している。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧