「南紀勝浦ひなめぐり」に人形500体提供 海南

ひなめぐり
南紀勝浦ひなめぐり実行委㊧からひな人形が手渡された

 海南市内にひな人形を飾って観光客に楽しんでもらうイベント 「紀州海南ひなめぐり」 (2月1日~3月3日) の実行委 (東美智実行委員長) は17日、 那智勝浦町でことし初めて開かれる同様のイベント 「南紀勝浦ひなめぐり」 (2月1日~3月31日) の実行委 (堀明弘実行委員長) にひな人形500体を提供した。

 同市名高のJR海南駅構内で 「引き渡し式」 が行われ、 同町からは堀実行委員長 (44) と加藤康高副実行委員長(42)の2人が出席。 東実行委員長 (55) は 「勝浦の人が元気になってくれればうれしい。 大切に使ってください」 とあいさつし、 漆器塗りの盆に乗せたひな人形を堀実行委員長に手渡した。 堀実行委員長らは 「大切に使わせていただきたい。 これをきっかけとして、 海南市と那智勝浦町のつながりを広げていきたいですね」 と話していた。

 紀州海南ひなめぐりは、 同市発祥の 「紀州雛 (びな)」 を生かした住民有志らによる2年目の取り組み。 昨年、 初めて開催したところ好評だったため、 台風12号で被災した同町でも実行委が立ち上がり、 観光業の復興を願って開催することになった。

 同市の他にも同じ地名つながりの千葉県勝浦市から人形約3000体が提供されるなど、 支援の輪が広がっている。

 提供された人形などは、 勝浦漁港に約800体、 観光バスターミナル前に約1000体が飾られる他、 駅や宿泊施設、 商店街などにも飾られる。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧