和歌山県内で一番早く 近大付属高で卒業式
花束を受け取り涙を浮かべる生徒
和歌山市善明寺の近畿大学付属和歌山高校(山崎宏校長)で18日、 卒業式が行われ、 372人(男子212人、 女子160人)が母校を巣立った。 県教委によると県内の高校で一番早い実施という。
生徒全員に式の感動を共有してもらうため、 平成3年から本格的な受験シーズンが始まる前に実施している。 卒業後はそれぞれ補習や個人面談などを行う。
式で山崎校長は 「どのような時でも夢と希望を持ち続け、 能力や可能性を自分で限定せず伸ばしてください」 と激励。 卒業生を代表して阿野智也君(18)が卒業証書を受け取り、 答辞では栗栖佑輔君(同)が 「これまでに培った経験を生かし、 未曽有の大震災後の困難な時代の中、 率先して復興の中心になっていきます」 と誓った。
式後には後輩らが退場する卒業生を待ち構え、 世話になった先輩へ花束を贈った。 卒業生の谷知美さん(同)は 「もう1年後輩と一緒にいたかった。 大学ではこの学校で教えてもらったことを生かしていきたい」 と涙をにじませていた。
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