和歌山市の女子大生2人進出 「edgeファイナル」

edge 2012
山中さん㊧と増田さん

 若者を対象にした社会の課題を解決するビジネスプランのコンペ 「edge 2012」 (NPO法人edge主催) の学生チャレンジ部門で、 3回の審査を勝ち抜いた和歌山市在住の女子大学生2人が、 29日に大阪市北区の梅田スカイビルで開かれるファイナル (最終審査会) に臨む。 2人は現在、 発表するプラン 「大学生のインターンシップのあり方」 について最終案をまとめている。

 ことしで8回目。 高校生や大学生などが対象の同部門と、本格的に起業に向けて動き始めているおおむね30歳までの人が対象の社会起業家部門がある。 今回は両部門合わせて23組がエントリーし、 各部門2組が3次審査を通過してファイナルに進んだ。

 学生チャレンジ部門で最終ステージに挑むのは、 関西外国語大学4回生の山中真梨奈さん (22)と、 福井県出身で和歌山大学観光学部2回生の増田温美さん (20)。 2人は共に学生団体 「icora」 (イコラ) のメンバーで、大学生向けに和歌山の情報を発信するフリーペーパーを制作している。

 2人は 「自分たちの力で課題を解決していく若者が増えることで和歌山が活性化するのでは」 と考え、 「現行の大学生の短期インターンシップ (約2週間)を、 企業が抱える課題を解決してもらう課題研究型の長期インターンシップにしたい」 と提案する。 そのため、 化学繊維工場や福祉施設など6事業所を訪問してアンケートやインタビューを行い、 各事業所の悩みを聞き出すなど取り組んできた。

 地域の課題を意識していない大学生を目にすることが多いという増田さんは 「(若者の意識を)改善するためにも頑張りたい。 動かないのはもったいないですから」 と熱が入る。 山中さんは 「このプランで若者が加わることで企業のイメージアップにもつなげていきたいです」 と意気込んでいる。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧