年齢問わず楽しめる「スポーツ吹矢」に注目

スポーツ吹矢
精神力と集中力も身に付くスポーツ吹矢

 年齢や性別を問わず誰でも簡単に楽しめるスポーツとして、 「吹き矢」 が中高年層を中心に注目されている。 特に高齢者が多い和歌山では、 生涯スポーツとして今後ますますの広がりが期待される。 昨年8月にはスポーツ吹矢協会 「紀の国わかやま支部」 が発足。 県会長兼支部長を務める福原広次さん(66)は 「良さを分かってもらえれば愛好者はまだまだ増えるはず。 まずは体験会を開きながら体制づくりを進めていきたい」 と話している。

 福原さんによると同協会には全国で約3万人弱の会員がおり、 愛好者は約10万人。 これまで全国で唯一、 和歌山だけ支部がなかったという。 現在のところ、 同支部の会員は16人で、 愛好者は県内で50人ほど。

  「スポーツ吹矢」 のルールは、 5㍍から10㍍先の円形の的(直径33㌢)を目掛け、 筒で長さ20㌢のビニール製の矢を、 息を使って放つ。 的の中心に近い場所にどれだけ矢を命中できたかでポイントを競うもの。

 年齢を重ねるとともにできなくなるスポーツが多い中、 スポーツ吹矢に高い運動能力は必要なく、 手軽に楽しめるという。 腹式呼吸と胸式呼吸を用いた呼吸法で全体の血流もよくなり、 姿勢を正すことで、 肩凝りや腰痛の解消など、 健康の維持増進にもつながる。 障害のある人もない人も同じように並んで競技ができ、 福原さんは 「これだけいろんな人が一緒に楽しめる競技はない」 と魅力を語る。

 支部の発足以来、 同市や田辺市など、 県内各地で10回以上の体験教室を開いてきた。 市内中之島の県体力開発センターでは、 昨年4月に教室を開講。 60歳以上を主に20代~80代の十数人が受講している。
 岩出や御坊市などでも支部立ち上げに向けた動きが出ており、 同市和歌浦西の県立武道館でも3月までに4度目の体験会を開き、 春からの教室開講も検討されている。

 平成25年の東京国体では、 デモンストレーション競技としての参加が決定。 紀の国わかやま国体でも、 デモンストレーションの実現を視野に、 福原さんは 「県内でも100人ほどが参加できる体制を整え、 国体を成功させたい」 と力を込めている。
 スポーツ吹矢に関する問い合わせは、 福原さん(℡073・455・8705)。