大橋市長が全地区訪問 防災マップ説明会始まる


改定版の防災マップについて説明する大橋市長(1日、雄湊連絡所で)

 東日本大震災発生を受け、 和歌山市が昨年12月に改定した防災マップについて、 大橋建一市長が地域に出て直接説明する 「説明会」 が1日、 雄湊地区を皮切りに始まった。 市内42地区全てで開くが、 本年度はまず津波の避難地区と沿岸部14地区で開催する。

 従来の防災マップは市内を30に分割していたが、 改訂版は42に分割。 地区ごとに避難場所やその高さ、 津波避難ビルなどを明記し、 標高マップも掲載した。 広報紙 「市報わかやま」 と同時に各家庭に配布した。

 雄湊連絡所で開かれた説明会には、 単位自治会の会長ら約40人が出席。 大橋市長は、 防災マップについて 「地区内にどの程度の高さのものがあって、 どこに逃げればいいのかを研究してもらうために作った」 と説明。 その上で 「長時間の揺れは津波を疑い、 可能な限り高いところを目指して避難すること。 いったん逃げたら決して戻らないでほしい」 と呼び掛けた。

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