招待試合で50周年祝う 和歌浦スポ少野球部


記念試合で勝利したA級㊤とC級

 和歌浦スポーツ少年団野球部は11日、同部の50周年事業の一環として、同じ中学校区にある名草スポーツ少年団を招いて記念試合を行った。12日夜には和歌山市新和歌浦の旅館・萬波で式典も実施。学童野球関係者や保護者らが節目の年を祝うとともに、同部のさらなる発展を誓った。

 招待試合は、A・C級2試合が行われ、A級は主戦・森下輝一君の投打にわたる活躍などで、6―1で和歌浦が勝利。C級も12―4で名草を下した。

 A級で先制したのは和歌浦。初回、2死1、2塁の好機で5番、主将の前龍人君が放った痛烈な打球は3塁手のグラブをはじいて2塁走者の大畑翔音君がホームイン。以後、緊迫した投手戦が続いたが、和歌浦は5回、3四球で無死満塁とすると2死後、3番緒方隆之介君が右前に適時打で加点した。6回には名草の守備の乱れから3点を追加。7回には4番森下君の左前適時打でダメ押し。試合を決めた。

 守備では森下君が力のある直球で名草打線を圧倒。被安打1、11奪三振の力投で、記念の試合を1人で投げ切った。
 主将の前君は「クリーンアップでランナーを返して、チーム全員で勝つ、和歌浦らしい試合ができました」と笑顔。池谷寿範監督は「(インフルエンザで)メンバーがそろわなかったが、補欠の選手も全員が出られて、楽しくプレーしてくれてよかった。50周年の記念の試合を勝ててよかった」と話していた。

 名草A級の木下秀雄監督は「50周年、おめでとうございます。和歌浦さんとは昔から交流があり、追い着け追い越せでやってきた。この1年も切磋琢磨(せっさたくま)できるよう、お互い頑張りましょう」とたたえていた。

 同部は、昭和36年4月に地域のクラブとして創部。地域の子どもたちが友人たちと「草野球」をしていたところ、住民が指導をしたことが始まりだという。

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