大橋市長「日本トップレベルの市役所目指す」

和歌山市長 大橋市長
施政方針を述べる大橋市長(1日、市議会本会議)

 和歌山市の大橋建一市長は1日、 市議会2月定例会本会議で来年度の施政方針を述べた。 3期目の公約として掲げている 「市民力」 「基盤力」 「観光力」 を磨くことに引き続き重点を置き、 「先頭に立つのは私だという強い決意を持って、 一歩先を進む施策に一歩ずつ着実に取り組む市政運営をしていく」 と話した。

 大橋市長はまず、 ことしで市長就任10年になることに触れ、 「派手な政策を旗印にするのではなく、 必要なことを一歩ずつ進めるというスタイルを支持してくれたことにお礼を申し上げます」 と謝辞を述べた。

 ただ、 この10年で社会情勢が変化し市も厳しい状況になっているとし、 「住民生活を守る基礎自治体として責任を果たす必要がある。 権限を獲得し、 地域の底力を最大限に発揮することで難局を乗り越えていかなければならない」 と声を張った。

 行財政改革については、 財政健全化の取り組みを堅持し、 必要な行政サービスを提供するために財政基盤を確立するとし、 「良質な市民サービスを最小のコストで実施する日本でもトップレベルの市役所を目指したい」。 また、 来年度から始まる職員3000人体制にも触れつつ、 「庁内の電子化とペーパーレス化を進め、 各種システムの抜本的な見直しにも着手する」 とした。

 5年計画で進めてきた中心市街地活性化基本計画が本年度末で終了することを受け、 新たな活性化策を模索するために 「まちなか再生会議」 を立ち上げ、 将来の構想と適切な整備手法を検討し、 「まちなか再生計画」 を策定することも強調。 ぶらくり丁にある市民交流広場 「みんなの学校」 は 「ぶらくり・わかやマーケット」 と統合して運営を継続することも明らかにした。

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