5月19日に解禁 アユ紀の川本流釣り

アユ
順調に育つアユ (養殖場で撮影)

 釣り客にアユ釣りを長く楽しんでもらおうと紀ノ川漁業協同組合(紀の川市桃山町市場、井上博紀組合長)は、ことしの紀の川本流釣りを例年より一週間早い5月19日(網漁は例年通り)に解禁する。

 解禁を早めたのは趣向の多様化によるアユ釣り離れを食い止めることが狙い。昨年の本流は、天然遡上(そじょう)が多かったものの、夏の台風による大雨被害で、大型アユが下流に流されてしまった。

 ことしは、現在のところアカ(石のコケ)の状態も良く釣果が期待できるという。同組合の養殖場では、12㌢前後にまで成長したアユの稚魚150万匹が元気に泳いでいる。井上組合長は「ことしは川の状態もいいので、長く釣りを楽しんでください」と話している。

 稚魚の放流は4月上旬から順次行う。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧