総勢1300人の人事異動内示 和歌山県


 

 県は22日、 4月1日付発令の人事異動を発表した。 知事室長に次長級の藤本陽司企画政策局企画総務課長、 危機管理監に部長級の半田和雄総務部危機管理局長が就任。 知事室長に次長級が就任するのは初めてで、 異例の抜擢という。 部長級の異動は、 昇任10人含め14人。 異動規模は、 1361人 (前年度1230人) でうち昇任は343人。 平成22年度以降、 1300人前後の低水準で推移している。

 県人事課によると、異動の級別内訳は、次長級31人(昇任26人、うち女性1人)、課長級251人(77人、女性4人)、課長補佐級454人(105人、女性22人)、係長級381人(125人、女性23人)、一般職230人。本年度末の退職者は知事部局で137人、うち定年退職者は114人。退職手当の総額は、他の地方公共団体などに採用される3人を除いた134人分で、34億2339万円(平均2554万円)となっている。4月からは120人を新規採用する。  

 女性職員の役職への昇任を推進し、医務課、 人権施策推進課、 県教委文化遺産課の3課の課長に登用する。女性職員の課長登用は3年ぶりで、 最大規模となる。組織改正では、 27年の 「紀の国わかやま国体」 に向け、体制強化のため、 現行の1課4班から3課7班に拡張する。

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