松源を「ハートフル企業」に認定 みずほ銀

松源
今川支店長㊨が桑原社長に融資実行証を手渡した

 高齢者や障害者に配慮した取り組みを積極的に行っているとして、 ㈱みずほ銀行 (塚本隆史頭取) は県内スーパー大手㈱松源 (本社=和歌山市田屋、 桑原一良社長) を 「ハートフル企業」 に認定し、 「みずほハートフルローン」 の融資を行った。 10日、同社本社で融資実行証の授与式が行われた。 同行が平成20年から実施している融資で、 県内では始めて。

 融資は、 高齢者・障害者の雇用推進や、 高齢者・障害者に向けた商品・サービス提供などに取り組んでいる企業を認定し、 金銭面から支援するもの。

 松源では従業員2133人のうち、 障害者67人 (3月20日現在3・14%) と障害者雇用に積極的に取り組んでおり、 店舗やバックヤードでもバリアフリー化を進めることで、 安心・安全に働ける職場を提供。 高齢者雇用では希望者全員が65歳まで働くことができる制度などを導入し、 70歳以上も11人雇用している。

 また客へのサービスとして、 日常の買い物が困難な客への 「無料お買い物バス」 の運行や、 ネットスーパー 「ゲンキ宅配便」 などを展開している。

 授与式では同行和歌山支店の今川健一郎支店長が、 桑原社長に融資実行証を手渡した。 松源の山路裕士常務取締役 (54) は 「日ごろから障害者や高齢者のお客さまや従業員に対して、 どうすればいいかを考えている。 その結果として評価を頂いた。 今後も変わらず取り組みを続けたい」 と話していた。

 同社は平成19年に県から障害者雇用推進の感謝状、 22年に 「障害者雇用優良企業事業所」 として厚生労働大臣表彰を受けた。 また 「次世代育成支援対策」 としての行動計画を策定しており、 18年に 「子育て応援企業」 としての認定も受けている。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧