雑賀V10 和歌山市スポ少軟式野球 


3回1死2、 3塁で松村がスクイズを決める(雑賀)

第44回和歌山市スポーツ少年団軟式野球大会の決勝が13日、 北出島の市民球場で行われ、 雑賀が6―4の逆転で木本を破り、 3年ぶり10回目の優勝を飾った。 雑賀は3点を追う2回、 相手投手陣の乱調と勝負強い打撃で4点を奪い、 5回にはスクイズで追加点を挙げる堅実な野球を展開。 守っては田尻、 小林の投手リレーで木本の反撃を1点に抑え、 先輩たちの栄光が記された優勝旗を手にした。しんぽう写真館はこちらから

◇準決勝
木本
00015017
00100001
西脇

名草
000000
103217
雑賀
(5回コールド)

◇決勝
木本
300014
0411×6
雑賀
(5回時間切れ)

大会は3日に開幕し、 38チームがトーナメントで白熱した戦いを繰り広げた最終日は、 4強が激突。 準決勝をともに快勝した雑賀、 木本が決勝で顔を合わせた。

雑賀は連投となった先発田尻の立ち上がりを、 木本に攻められ、 初回に3点を先制されたが、 2回、 山野の四球をきっかけに1死1、 2塁を攻め、 代打橋本が中前に運び1点を返した。 1塁走者は本塁憤死となったが、 ここから木本の先発マウンドを任された北條の2四死球で、 満塁と好機が広がった。 救援した長島の死球でさらに1点、 吉田の中前適時打で同点とし、 続く玉置が四球を選び逆転した。

1点をリードした雑賀は3回、 2四死球と相手失策で1死2、 3塁とし、 木本の3人目の投手となった柑本から、 松村が投前に鮮やかにスクイズを決め5点目を挙げた。 4回には、 四球で出塁の吉田が2盗3盗を決め、 2死から、 小林が右前打を放ち1点を加えた。  3回から田尻の後を引き継いだ小林は、 最初の打者となった柑本に左前打を許したが、 絶妙のけん制でさすと、 リズムをつかみ3回、 4回を零封、 5回に2死1、 3塁から1点を与えたが、 その裏、 雑賀の攻撃中に大会規定の時間切れでゲームセット。 雑賀が2点差を守り切った。

雑賀と木本は、 6月9日から有田川町が会場となる県スポ少大会に出場する。

雑賀の平監督は 「子どもたちは本当によく頑張った。 へたくそが一生懸命やった成果だ。 県大会でも全力で戦う」 とし、 吉田主将は 「チームみんなの力が一つになった勝利だ。 とってもうれしい。 県では一つひとつを大事に勝ち進みたい」 と意欲を見せた。 優勝、 準優勝ナインは次の皆さん。

《雑賀》代表=真野将充▽監督=平一宏▽主将=吉田龍生▽選手=田尻航大、 松田弦大、 辻波輝、 阿部亘輝、 楠岡伶悠、 大鋸海斗、 小林亮太、 藤本泰司、 玉置翔都、 上田泰史、 橋本宗士、 東浦剛、 西出仁、 山野雄也、 松村海世、 矢川亮、 奥誠也

《木本》代表・監督=大野允万▽主将=上野山陽太▽選手=森和也、 森田凌河、 宇都宮彬央、 石山晟人、 石井快、 柑本高宏、 松村斗我、 北條慶吾、 長島壮汰、 糸山柊太、 上坪凌、 中岡和也、 池田祐哉、 坂下凌梧、 福田拓実、川崎岳威、首藤怜音

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