浜宮、城北V 全日本小学生バレー和歌山市予選


 

 第32回全日本小学生バレーボール大会和歌山市予選が27日、土入の市民体育館で行われ、男子は浜宮、女子は城北が優勝した。 男子決勝は、浜宮が積極的な攻撃でフルセットの末、福島に逆転勝ち。 シーソーゲームとなった女子決勝は、城北が攻守にわたって堅実なプレーを発揮し、和佐をセットカウント2―0で破った。男女の優勝、準優勝チームの他、 女子で3位の福島、貴志南、代表決定戦を勝ち抜いた直川と安原が6月10、17の両日、和歌山ビッグホエールで開かれる県大会に出場する。

 予選には男子2、 女子12チームが出場。 それぞれトーナメントで白熱した戦いが繰り広げられた。

 男子は新人戦を浜宮、 スポ少を福島が制し、 1勝1敗で迎えた今回の決勝では、 前回まで2年連続全国出場している福島が西澤、 西川を中心にした攻撃で浜宮を抑え、 第1セットを先取した。

 浜宮は第2セット後半からサーブが効果的に決まり、 福島の守備の乱れを突き、 玉置や吉田の強打で挽回した。 第3セットもリズムをつかめない福島に対し、 浜宮のセッター仮元のトスがさえ、 次々にスパイクがヒット。20―6で快勝した。

 魚住監督の代行を務めた上コーチは 「みんなの力が一つになった勝利だ。 サーブ、 レシーブも練習の成果が出た」 とし、 仮元主将は 「スポ少のリベンジを目標に臨んだので、 勝ててよかった。 県大会では優勝を目指す」 と意欲を見せた。  

 女子決勝はスポ少決勝と同じ城北と和佐が激突した。 多彩な攻撃陣を誇る城北に対し、 和佐の高さが注目された試合は、 開始早々から1点を争うシーソーゲームとなったが、 勝負どころで城北のエース小林の力強いスパイクが決まり、 2点差で第1セットを奪った。 第2セットも接戦となったが、 城北は木村のブロックやレシーブ陣が奮起。 急きょ出場した3年生の堀田の活躍などで和佐に反撃を許さなかった。

 宇藤監督は 「うちは攻撃よりも守りのチームだ。 安定したレシーブで県大会も頑張る」 と話した。 百合主将は 「きょうは、 私自身あまり良くなかったので、 県大会では必ず挽回したい」 と誓った。

 試合結果
 【男子】決勝=浜宮2(17―21、 21―18、 21―6)1福島

 【女子】1回戦=浜宮2―0紀伊▽和佐2―0楠見▽和歌浦2―0宮▽新南2―0直川◇2回戦=貴志南2―0浜宮▽和佐2―0安原▽福島2―0和歌浦▽城北2―0新南◇準決勝=和佐2(21―9、 21―14)0貴志南▽城北2(21―10、 21―11)0福島◇決勝=城北2(21―19、 21―16)0和佐

 ※県大会代表決定戦《A》1回戦=楠見2―0紀伊▽直川2―0新南◇決定戦=直川2(21―11、 21―4)0楠見《B》◇1回戦=安原2―0宮▽和歌浦2―1浜宮◇決定戦=安原2(21―11、 14―21、 24―22)1和歌浦