全国社会人バドミントン 和歌山で1000人熱戦


合算90歳以上混合ダブルス優勝の中村㊧森組(上写真)と65歳以上男子ダブルス優勝の瀬戸㊨和田組

 第5回全国社会人クラブバドミントン大会が26、27の両日、和歌山ビッグホエールとビッグウエーブで開催され、県勢では合算90歳以上の混合ダブルスで中村一弘(Jewel)、森由樹(同)組、65歳以上男子ダブルスで瀬戸正廣(東和クラブ)、和田優(Jewel)組がともに初優勝を飾った。秋田県や島根県など全国各地から約1000人が参加、混合を含むダブルス、シングルス合わせて34種目で熱戦が展開され、55歳以上男子ダブルスで5連覇が注目された地元の田村昭男(Jewel)、中村一弘組は、決勝に進出したものの接戦の末惜敗した。

 平成20年に愛知県で第1回大会が開かれ、以後兵庫県、石川県、神奈川県を舞台に、年代別の名勝負が繰り広げられてきた。初めてとなる和歌山ではビッグホエールと今春完成したばかりのビッグウエーブの両施設を利用したビッグイベントとなった。

 それぞれの種目で、県勢も健闘したが、ペアーの年齢が90歳を超える合算90歳以上混合ダブルスでは中村、森組が2回戦から登場。準々決勝では富山の神代、今泉組を22―20、21―18と息詰まる激戦の末ゲームカウント2―0で制した。ペアを組んで10年ほどという中村、森組は息の合ったプレーで、決勝も21―11、21―9で圧勝した。

 65歳以上男子ダブルスの瀬戸、和田組は、ともに65歳で今大会からこの種目となり、1番若手の本領を発揮。決勝を含む3試合連続2―0のストレート勝ちで、相手ペアを圧倒した。

 第1回は50歳以上、第2回から55歳以上の男子ダブルスで連覇を続けてきた田村、中村組は決勝で、大阪のペアから1セットを先取したが、逆転を喫し1―2で涙をのんだ。 90歳以上混合ダブルスを制した中村さんは「勝利の秘訣は、最後まで諦めないことです」とし、森さんは「パートナーを信じています」と微笑んだ。65歳以上男子ダブルスの瀬戸さんは「若さが勝利の決め手です。ここ1、2年はしっかり優勝を狙います」、和田さんは「慌てずいつも通りのプレーを心掛け、年齢的にも試合は快勝です。クラブが違うので、私たちは試合の時だけのペアですが、これからも頑張ります」と意欲を示した。

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