近大チームが準優勝 ロボカップのサッカー

人工知能サッカー
(下段左から)深江さん、白浜さん、河本講師、山本さん、中田さんと研究室の皆さん

 ロボット工学と人工知能の発展を目的にしたロボット競技大会「ロボカップ・ジャパンオープン2012大阪」がこのほど、大阪市の大阪工業大学大宮キャンパスで開かれ、「サッカーシミュレーション2D」の部で近畿大学生物理工学部(紀の川市)ソフトコンピューティング研究室(河本敬子講師)の4回生4人のチーム「KU―BOST」が準優勝に輝いた。

 同部門は人工知能をプログラミングした選手を使い、コンピューター上でサッカー対戦(10分・11人制)するもの。ことしは昨年より1チーム多い11チームが参加した。

 同チームはトーナメント本戦をトップで通過。決勝は敗者復活で勝ち上がった立命館大学のチーム「Ri―one」と再び対戦し、5―7、3―4と2試合とも一歩及ばなかった。

 メンバーは深江祐樹さん(21)、白浜勇貴さん(同)、山本泰士さん(同)、中田耕平さん(同)。同研究室は6年連続で大会に出場。昨年初めて同部門で3位に入賞した。

 ことしは、2つのチームの能力が高い部分を掛け合わせて新たなチームを生み出す「遺伝的アルゴリズム」を採用。20回、チームの掛け合わせを重ね、試合を積むことで、高い能力のチームをつくり上げることができたという。

 リーダーの深江さんは「最初は1勝できるかというレベルからのスタートでした。目標に向かって団結するというチームワークを学びました」と話していた。

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