ありがとう「こんごう」 海南で巡視船解役式
庁旗が下ろされるのを見守る乗組員ら
海南市の海南海上保安署(宮島照仁署長)で22日、巡視船「こんごう」の解役式が行われ、乗組員ら関係者の感謝に包まれながら、25年3カ月間にわたる任を終えた。
宮島署長は「海上保安業務の遂行に邁進した他、海上警備や事件事故対応といった困難な業務も完遂。海上における治安維持に大きく貢献し、地元関係機関や住民の期待に応えてくれた。海南海上保安署の職員と苦楽を共に分かち合ってきた『こんごう』に対して深甚なる感謝と敬意を払います」と式辞。和歌山海上保安部の谷延京一部長あいさつの後、国旗と海上保安庁の庁旗が下ろされ、向井政行船長から宮島部長へ返納された。
「こんごう」は昭和62年3月に大阪海上保安監部に就役し、平成21年4月から海南海上保安署へ配属。延べ海難出動172件、救助25隻・73人の実績を残した。今後、同署には7月10日付で巡視艇「わかづき」が就役する。
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