和歌山県内のパチンコ店が節電研修


節電の協力を呼び掛ける松下課長

 一昨年比15%以上の節電実現に向け、 県内のパチンコ業界でつくる県遊技協同組合(西山寿一理事長)は27日、 和歌山市の遊技会館で節電講習会を開いた。 関西電力㈱の社員を講師に迎え、 約50人が参加。 節電要請の背景や具体的対策について説明を聞いた。

 講師は和歌山支店の松下幸夫課長ら。 松下課長は、 会員の店のピーク時の電力消費について、 空調が最も多く、 パチンコ・スロット台、 照明の順となっていることを説明。 事務所などの照明の間引きや小まめな消灯をする▽室外機に 「よしず」 などを設置し、 直射日光を避けて放熱効果を高める▽室外機フィルタを清掃するなど、 節電のポイントを話した。

 空調の温度設定を4度上げることで8%、 よしずを設置することで約5%。 照明の間引きや消灯で合わせて15%の節電ができると例を挙げ、 「万が一に備えて、 できることからお願いできれば」と話した。

 同組合は昨年に続き15%の節電を目指している。 対策は、 7月は月2回以上、 8月は月1回以上休業する▽昼間のネオン・看板などの消灯や閉店30分前の消灯に努める▽エアコンの設定温度を上げるなど。 実施店舗では、 休業日や節電方針を示したポスターを見やすい場所に掲示し、 客にも協力を呼び掛ける。

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