加太でヘリ使った水難救助訓練


水難者役を海から引き上げるヘリ

 本格的な海水浴シーズンを前に、 和歌山北署は11日、 和歌山市の加太海水浴場で県警ヘリ 「きのくに」 を使った水難救助訓練を行った。 同署、 県機動隊、 水上警察などから約30人が参加。 ヘリによるホイスト(つり上げ)救助訓練では、 加太湾上に浮いた水難者役を、 ヘリから降下した機動隊員が引き上げた。

 ヘリが訓練開始から水難者役を発見して救助するまでにかかった時間は5分ほどだった。

 その他、 陸上から浮き袋を発射し、 水難者を救助する 「救命ロケット」 訓練も実施。 消波ブロック上から発射し、 30㍍ほど先の水難者役を救助した。

 市消防局警防課によるAED(自動体外式除細動器)を使った心肺蘇生法の訓練もあり、 参加者は熱心に取り組んでいた。

 同署管内には加太と磯ノ浦の2つの海水浴場がある。 同署地域課の松本章広巡査(23)は 「北署管内は観光客が多く、 サーフィン事故なども多い。 万が一に備えて気を引き締めて任務に当たりたい」 と話した。

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