車内放送が吉本新喜劇に!? 10日~南海加太線


ヘッドデザインを持つ辻本さん(右から2人目)と企画した武友さん(一番右)

 ともに100周年を迎えた和歌山市の南海電鉄加太線と吉本興業のコラボレーション企画として、「加太線・吉本お笑い列車」が10日から運行される。午前10時~午後4時に市駅と加太駅を始発とする列車で、和歌山北高校卒業の吉本新喜劇座長、辻本茂雄さん(48)ら芸人3人による車内放送が流される。

 企画は南海電鉄が5月から約1カ月間一般公募し、応募があった213作品の中から同市新堀東の武友美登利さん(44)のアイデアが採用されたもの。

 車内放送では駅名の案内や電車内マナーの啓発を行う他、観光案内や加太線の雑学などをアナウンス。辻本さんは「茂造じいさん」のキャラクターで紀ノ川橋梁(きょうりょう)について、「橋の誕生は加太線開業よりも古く、なんと1903年なんじゃ! まるでいつまでも元気なワシのようじゃな!」などと楽しく紹介する。

 その他、島田珠代さんと未知やすえさんも参加し、それぞれのギャグを盛り込んで録音している。

 また、3人のキャラクターを用いたヘッドマークを加太線を走る全車両に設置する。

 高校生の時によく加太線を利用したという辻本さんは、運行を前に「和歌山は車社会になってしまったけれど、車とは違う電車の景色も楽しんでほしいですね」と利用を呼び掛けている。

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