和歌山県観光連盟は観光週間に合わせ、 近畿、 中国地方で、 秋・冬シーズンの観光プロモーションを実施している。
プロモーションは10月27日に開始。 同日と翌日はJR新大阪駅構内でパンフレット入りの手提げ袋の配布や、 アンケートが実施された。 「白浜温泉へ行ってみませんか」 という掛け声に、 在来線と新幹線の乗り換え改札付近に用意された特設ブースには多くの駅利用者が足を止め、 熱心にスタッフから説明を受けていた。
配布の手提げ袋に入れられた、 1つのパンフレットを紹介したい。 11月1日から30日まで実施されている 「和(なごみ)わかやま おもてなしキャンペーン」。 県は平成22年4月に施行された 「和歌山県観光立県推進条例」 に基づき、 ことしは11月3日から9日を観光週間と定めており、 観光週間の前後をキャンペーン期間に設定。 同条例には、 「県民が協力し観光客をもてなそう」 という旨の条文があり、 本キャンペーンの目的となっている。 パンフレットには、 県内159施設の協賛施設で特典を受けられるクーポン券が印刷され、 持参者は温泉の入浴料の割引や食事のドリンクサービスなどが受けられる。
観光プロモーションは、 10日と11日にJR神戸駅、 14日と15日にJR京都駅、 18日と19日にJR岡山駅で、 それぞれ実施される予定。
冬場における県内への観光客は夏場に比べると少ない傾向にある。 温泉や冬の美味、 気候も心もあたたかい 「和(なごみ)わかやま」 に、 多くの観光客を呼び込みたい。 (次田尚弘/広島)