国道370号「美里バイパス」 26日供用開始


完成した美里バイパスの大原大橋

 紀美野町内の国道370号 「美里バイパス」 神野市場~大角間、 同 「毛原工区」 毛原中~毛原宮間が26日供用開始される。 幅が狭くカーブが多い現在の路線に代わる2バイパスの完成。 待望の全線開通となり、 一層の安全だけでなく産業や観光の振興といった地域の活性化に期待が高まる。

 今回、 供用開始される区間は美里バイパスが飛越橋(58・8㍍)と大原大橋(237・0㍍)を含む約1・3㌔、 毛原工区が毛原大橋(151・0㍍)を含む約0・9㌔。 幅3㍍の2車線と片側2・5㍍の歩道が設けられた。

 県が進めてきた海南海草地方を東西に貫く基幹道路の整備事業。 美里バイパスは平成11年度から福井~大角間約4・3㌔、 毛原工区は同4年度から毛原中~毛原上間約2・7㌔にわたり、 うち美里バイパスは福井側から東へ約3・0㌔、 毛原工区は毛原中側から東へ0・2㌔と毛原上側から西へ約1・6㌔が順次供用済みとなっていた。

 全体の事業費は美里バイパスが約65億円、 毛原工区が約60億円。 対向が困難な問題が解消され、 ドライバーの安全で快適な走行が可能になる他、 歩行者や自転車の安全確保、 災害対策、 地場産品の輸送の効率化が図られる。

 美里バイパスは午後2時、 毛原工区は同3時からの供用開始。 県や町関係者が完成を祝う。  

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧