フィールドアスレチック完成 水軒の浜


「かにわたり」 で遊ぶ小学生

 和歌山市西浜の元 「水軒の浜」 に、 小学生を対象にしたフィールドアスレチックが完成した。 「子どもたちの遊びと健康増進、 冒険心の育成に」 と、 ボランティア団体 「水軒の浜に松を植える会」 と浜友会(西浜中学校同窓会)が設置。 冬休み中の子どもらが訪れて楽しんでいる。    

 場所は江戸時代に作られた約1・7㌔㍍の水軒堤防の北端部。 整備された松林のそばに 「じぐざぐ木わたり」 「切りかぶわたり」 「三角かべごえ」 など10基の遊具が置かれている。 3基は紀の国森づくり基金活用事業として、 残りは両会がスポンサーを募って設置した。

 植える会は約5年前から、 県道和歌山港線沿いにある水軒堤防と旧南海鉄道の軌道撤去跡地を、 「 『石積堤防』 『白砂青松』 『健康推進』 をテーマとする歴史公園に」 と活動。 ごみや雑木を取り除いて同中学生徒と約1600本の松を植樹してきた。

 また、 養翠園に近い水軒堤防南端部に 「多目的広場」 や 「スポーツ広場」 「ドッグラン」 「健康ひろば」 などを作っており、 今回のフィールドアスレチック設置も活動の一環となる。

 初めて祖母と訪れた前果李さん(10)=雑賀小学校4年=と杏梨ちゃん(7)=同1年=姉妹は、 「おうちの人と買い物に行った帰りに車から見え、 きれいだなと思って来ました」 「一番気に入ってるのは 『やぐらのぼり』。 上るといい景色」 と笑顔。

 植える会の奥津尚宏事務局長(70)は 「たくさんの子どもたちに遊びに来てほしい。 そしてきれいになった水軒の浜を見てもらえたら」 と話している。

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