新庁舎の運用スタート 紀の川市


完成した新庁舎とテープカットを行う中村市長㊥ら

 紀の川市役所の耐震化や職員集約などを目的に建設が進められていた新庁舎(同市西大井)が完成し4日、開所式が行われ、運用が始まった。 テープカットには中村愼司市長、西川泰弘市議会議長、村垣正造副議長の他、最初に来庁した市民2人も参加。 職員らに見守られながら華やかに開所を祝った。 中村市長は 「分庁舎方式の旧庁舎とは違い、立派な建物で身が引き締まる思い。 市や防災のシンボルとして活用していきたい」と述べた。

 新庁舎は旧庁舎本館の北側に建設。 地上7階、 地下1階で建物の高さは34㍍。 建築面積2150平方㍍、 延べ床面積1万3500㍍。 事業費は43億円(庁舎本体)。 建物内には、 ガラスを多く使って天井から採光し、 建物全体の換気や照明に利用する空間 「エコボイド」 を採用。 各フロアは明るい印象になっている。 今後、 旧庁舎本館の解体などを行い、 8月に竣工する予定。

 開所後には、 仕事始めの約400人の職員らが早速、 各部署での勤務に就いた。

 市民も多く来庁。 真新しい建物を隅々まで見学するなどし、 窓口で各種申請を行っていた。

 来庁した同市中三谷の会社員男性(48)は 「きれいになってすごく良いですね。 市のために頑張ってほしい」 と話していた。

 建物の設計は㈱久米設計大阪支社(大阪市、 小西威史支社長)、 施工は東洋建設㈱和歌山営業所(和歌山市板屋町、 東川聡所長)。

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