松源 「子育て応援企業」に認定


通知書を受け取る崎中さん㊨

 社員の仕事と子育ての両立を推進する取り組みが評価され、 県内を中心にスーパーを展開する㈱松源 (本社=和歌山市田屋、 桑原一良社長、 社員2173人) は、 和歌山労働局から次世代育成支援対策推進法に基づく、 子育て応援企業としての認定を受けた。 県内では6社目。

 18日、 同市黒田の和歌山労働局で認定書の授与式が行われ、 神田義宝局長が同社の取締役で総務部長の崎中誠さん (50) に認定通知書を手渡した。

 同社は、 平成22年に子どもの出生時に父親が取得できる休暇 (産休) ▽小学生未満の子どもを持つ社員を対象にした短時間勤務▽男性社員の育児休暇▽有給休暇の取得と4つの制度促進を目標に掲げて行動計画を策定。 昨年末までの3年間にわたり取り組んできた。

 制度の活用を全社員に周知実施した結果、ほとんどの男性社員が産休制度を活用。男性社員1人が1カ月間育児休暇を取得した他、リフレッシュ休暇取得の周知など、全ての取り組みが国の認定基準を満たした。さらに、期間中に出産した女性社員の育児休暇取得率が97%(44人中43人が取得、現在産休1人)という高い実績を達成したことが評価された。

 認定されたことで次世代認定マーク 「くるみんマーク」 が使用でき、 新入社員の獲得など子育て認定企業としてのPRにもつながる。

 崎中さんは 「社員が働きやすい環境にという社長の思いがある。 子どもを産んでも働きたいという声が多い中での取り組みの一つ。 今後も安心して働ける職場づくりをしていく。 元気な社員らがお客さまをお迎えしている。 多くの皆さんに利用してもらえたらうれしい」と話していた。   

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