200人、錬成成果競う 日本拳法和歌山大会


防具を着けて真剣勝負(中学男子)

 第29回日本拳法和歌山大会(第7回海南市スポーツ少年団交流大会・第13回友田忠杯)が3月31日、 同市の拝待体育館で開かれ、 幼年や小中学生から大学、 一般まで約200人が日頃の練成の成果を競った。 個人の部20部門と団体の部が行われ、 湯浅が団体を含む8部門を制した。 和歌山クラブからは小学3、 4年女子の山田愛結、 一般女子の山下実輝、 海南では小学2年男子の千原善、 同5年男子の坂﨑順也が優勝。 団体でも海南が3位と健闘した。 小中学生の個人の部各優勝、 準優勝者は、 9月に大阪市で開催される全国総合選手権の出場権を獲得した。 しんぽう写真館はこちらから

 野外では桜が咲き誇り、 館内では選手たちのはつらつとした気迫がみなぎる中、 開会式が行われた。

 橋爪健二大会会長は 「きょうを目標に鍛えてきた力を遺憾なく発揮し、 しっかり頑張れ」 と激励。 地元海南市の神出政巳市長は、 都道府県対抗大会で優勝した県チーム男女代表への祝福を交え、 後に続く選手たちの活躍に期待を込めた。

 尾崎要二、 長坂隆司両県議も駆けつけ、 選手たちの奮闘にエールを送った。 選手を代表して、 湯浅支部の深野剣太選手が力強く宣誓。 戦いの火ぶたが切られた。

 試合は個人の部から始まり、 幼年や小学生たちは稽古で学んだ突きや蹴りを繰り出し元気いっぱいだった。 防具を着用する中学生からは、 技の一つひとつに鋭さが加わり、 一瞬の隙も許さない闘志がぶつかり合う熱戦が相次いだ。

 団体の部は9チームがトーナメントで対戦。 決勝では好調の湯浅勢が雌雄を決し、 Bチームが栄冠を手にした。 各部門の上位成績は次の通り。

 【個人の部男子】
 《小学1年》①上西拳誠(宮原)②奥野恵輔(九度山)《2年》①千原善(海南)②豆塚星斗(湯浅)《3年》①瀧川純希(宮原)②宮本拓人(同)《4年》①岡﨑健(宮原)②竹中皇翔(湯浅)《5年》①坂﨑順也(海南)②御影靖成(湯浅)《6年》①豆塚大地(湯浅)②木谷豪起(和歌山)《中学1年》①松葉祐太(湯浅)②上田稜也(下津)《2年》①深野剣太(湯浅)②和田陸渡(同)《3年》①脇口海志(御坊)②北岡大成(同)《高校生》①江口竜平(白浜)②古川凛太郎(下津)《一般・段外》①鍵谷優直(大経大)②柿内弘毅(大院大)《同初段》①井上水貴(九度山)②大杉麿睦(大体大)《同二段》①入田和樹(湯浅)②長谷部博史(大院大)《同三段》①江口昌吾(白浜)②岩橋拓見(和歌山)

 【同女子の部】
 《小学1、 2年》①中井天鈴(湯浅)②西結愛(同)《3、 4年》①山田愛結(和歌山)②横田杏(下津)《5、 6年》①山口桜花(湯浅)②﨑茉緒(海南)《中学1年》①西紗愛耶(湯浅)《2年》①川嶋大和(宮原)②川嶋清楓(和歌山)《一般》①山下実輝(和歌山)②高垣愛穂(下津)

 【幼年の部】
 ▽敢闘賞=田廣鉄平(海南)阪井心愛(紀の国)寺田春陽(湯浅)

 【団体の部】
 ①湯浅B②湯浅A③海南、 御坊
  〔海南〕 監督=岡﨑光代▽選手=﨑一路、 千原善、 田廣佳吾、 平井さくら、 﨑茉緒、 平井はるか、 坂﨑順也

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