自宅前までごみ収集 10月~高齢者等対象に和歌山市

 ごみを集積場所まで出すのが困難な高齢者や障害者の世帯のために、 和歌山市は、 職員が自宅の前まで直接ごみを取りに行く 「ふれあい収集」 を10月から開始する。 本紙エリアでは、 粗大ごみの訪問回収を事業化している自治体はあるが、 一般ごみを対象とするのは同市が初めて。 利用申し込みを受け付けている。

 市一般廃棄物課によると、 ふれあい収集の対象は、 70歳以上で要介護3以上の認定を受けている人か、 視覚障害、 肢体不自由の1、 2級の身体障害者手帳を持っている人。 一人暮らし、 または同居家族も同様の要介護、 障害であることが要件で、 対象者は約1万人となる。

 収集するごみは、 一般ごみ、 缶、 瓶、 ペットボトル、 紙・布、 プラスチック。 品目ごとに分別し、 週1回訪れる市収集センター職員に渡す。 収集日は申し込み後に決める。

 利用申し込みは、 本人か代理人が市収集センター北事務所 (℡073・471・1503) に行う。 随時受け付けている。 問い合わせは同事務所か一般廃棄物課 (℡073・435・1352)。

 本紙エリア各市町では、 海南市と紀の川市が平成18年度から、 粗大ごみを集積所まで運べない高齢者などへの訪問回収を行っているが、 一般ごみは対象としていない。 全国の中核市では、 東大阪市や旭川市など10市が昨年までに和歌山市と同様のふれあい収集を導入している。

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