7月6日、新雑賀町に大衆劇場オープン


オープンに向け工事が進むビル

 根強い人気の大衆演劇。和歌山市新雑賀町に市内2軒目となる大衆劇場が間もなく誕生する。劇場名は「吉宗劇場」(木村成吉理事長)。7月6日のこけら落としを目指し工事が進んでいる。場所は鈴丸丁交差点の西側すぐ。長年にわたり空きビル状態だった7階建てビルが活用された。劇場は2階と3階部分を吹き抜けにして設置。上階席には車いす用のスペースも設置され、エレベーター完備。新たな市内の名所になりそうだ。

 こけら落としの出演劇団は大川劇団(椿裕二座長)に決定。その後は一般的な芝居小屋と同様に、1カ月単位で劇団が入れ替わる。公演時間は昼の部が正午から、夜の部が5時からの予定(毎月1回休館)。収容人数は上下階席合わせて150人。

 その他のテナントは、喫茶レストラン(6月下旬開業)、ボクシング格闘技ジム(8月開業)やディスコ(9~10月開業)のオープンが予定されている。構想から約1年の歳月を費やしたという木村理事長は「大衆演劇ファンはもちろん、障害がある人や高齢者の人たちも気軽に楽しんでもらえる空間にしたい」とオープンに向け意気込んでいる。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧