宮北、和佐小が田植え体験


 

 米作りを通じて農業や食の大切さを知ってもらおうと、和歌山市内の2小学校は11日、昔ながらの農具を使った田植え体験を行った。
 宮北小(鎌田淳一校長) 5、6年生73人が、同市黒田にある和歌山西ライオンズクラブ(長尾明会長)会員の水田で実施。会員ら約20人も参加した。

 わかやま農業協同組合の職員が協力し、児童に苗の植え方や米ができるまでの行程を説明。その後、児童は水田に一列に並び、泥に足を取られながらも丁寧に苗を植えていった。4体のかかし作りも体験した。

 5年1組の石井七海さん(10)は「早くおにぎりにして食べたいな」。長尾会長(69)は「みんなで協力することで仲間意識を強めてもらえれば」と話した。

 和佐小(武本多香子校長) 5年生59人と和佐幼稚園(岡本晶彦園長)の園児49人も体験。地元の安井典弘さんと井口昌嗣さん、祢宜地区自治会長の奥本等さんが協力した。

 5年生は同市井ノ口の安井さんの田んぼで実施。安井さんや奥本さんに教えてもらいながら、苗を等間隔に植えていった。園児は幼稚園前の井口さんの田んぼで行い、泥遊びも元気に楽しんだ。

 常田雄大君(11)は「田植えって大変。いっぱい実ってほしい」。中谷真子ちゃん(5)は「泥遊びも田植えも楽しかった」とにっこり。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧