和歌山市西浜にメガソーラー完成

完成したメガソーラー(セイカ提供)とテープカットする竹田社長㊧ら
完成したメガソーラー(セイカ提供)とテープカットする竹田社長㊧ら

 化学メーカー、セイカ㈱(本社=和歌山市南汀丁、竹田純久社長)が、ことし3月から同市西浜に建設していた大規模太陽光発電所(メガソーラー)「セイカソーラー発電所」が完成した。17日、同所で竣工式が行われ、行政や取引先から約30人が出席。県内最大級となるメガソーラーの稼働を祝った。

 同発電所は、敷地面積約2万7000平方㍍、最大出力は2メガ㍗、使用パネルは8960枚。年間発電量は約240万㌔㍗、CO2排出削減効果は年間約990㌧を見込んでいる。8月から運転し、すでに関西電力に売電を始めている。一般家庭約650軒分の年間消費量をまかなえるという。

 同社は平成18年から県の森林環境保全活動「企業の森」に参加するなど、地域での環境改善・社会貢献活動に取り組んでいる。エネルギー問題による環境への配慮と再生可能エネルギーの安定供給を目指し、太陽光発電事業に参入した。

 式では神事の後、竹田社長らがテープカット。竹田社長は「化学に携わる者にとって環境抜きに活動はあり得ない。昨今、電力問題が非常に懸念されている。国や県が再生可能エネルギーの推進に力を入れる中、こういった動きに呼応して事業をスタートできたことを社員一同喜んでいる。今後も環境に配慮した活動に取り組んでいく」と話していた。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧