WAKAYAMA NEWS HARBOR
和歌山さんぽみちプロジェクト

観光誘客、地元再発見にも プレDCキャンペがスタート

JR大阪駅ビルで開催された開幕イベント

 県とJRグループ6社が来年秋に実施する観光誘客活動「和歌山デスティネーションキャンペーン(わかやまDC)」を控え、14日からプレキャンペーンがスタート。わかやまDCを想定したイベントやおもてなし企画を多数実施し得られた成果を検証・改善し、更なる充実を図るという。
 14日から16日にかけJR大阪駅ビル5階の「時空(とき)の広場」で開催された開幕イベントについては、本紙18日付で紹介の通りだ。

 3カ月の期間中、約200のイベントが開催される他、期日限定で「高野・熊野アクセスバス」の運行や、手荷物を駅から宿泊施設へ配達してくれる「手ぶら観光」の促進など、さまざまな試みが実施される。

 私たち県民にも協力できることがある。「わかやまおもてなし宣言」。訪れる観光客に「来てよかった」「もう一度来たい」と感じてもらえるよう、県民や県内に拠点がある企業や団体が自分にできるおもてなしを宣言し実行しようという試みで、県観光振興課が企画。宣言内容は自由。登録証やハンドブックが進呈される他「おもてなし研修会」へ参加できる。

 13日にオープンした「わかやまDC特設ウェブサイト」では、「和み旅」と題し観光地を9つのカテゴリーに分類。楽しみ方やイベントの紹介、観光スポット検索や宿泊予約システムの提供など、和歌山を旅するためのアイテムが詰まっている。

 気になる観光地の紹介ページで「マイスポット」登録すれば登録地点やイベントが一覧表示され、旅程が組みやすくなる仕組みは有効。宿泊施設の検索も簡潔にまとまり、まるで旅行代理店が自宅で再現されるように活用できる。DCは地元の私たちにとっても故郷の再発見ができるよい機会。この秋、県内各地を訪れたい。「わかやまDC特設ウェブサイト」のURLは「http://www.wakayamadc.jp/」 (次田尚弘/和歌山)