事務所開き始まる 来月告示の紀の川市議選
事務所開きで候補予定者の演説を聴く支援者ら
11月10日告示、17日投開票の紀の川市議選(定数22)に向け、各陣営の事務所開きが始まっている。3選を目指すある現職は5日、同市松井の事務所で実施。集まった約100人の支持者を前に意気込みなどを語った。
事務所開き式が始まる直前、降っていた小雨が止み、立候補予定者は支援者の前に登場した。水道料金の統一や、メール配信サービスの開始など、これまでの議員としての活動を紹介。「行政の主役は市民。皆さまの声を受け止めながら、農業基盤の整備や商業の発展に取り組んでいきたい」と抱負を語った。
市議選は現職17人、新人9人に出馬の動きがある。定数は現行24から2議席減となり、4人オーバーの選挙戦になると見られている。事務所開きは同日までに数人が終えているが、ほとんどの陣営はこれから。大々的な事務所開きは行わないとする陣営や、地区の祭りが終わった後に実施するという陣営もある。
同日程で実施される市長選への立候補を表明している現職の中村愼司氏(71)は先月、事務所を開き、今月から事務員を配置。現在、他の立候補予定者は現れていないが、選挙戦に備えて準備を整えている。
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