岩出の奥さん 人権擁護活動で法務大臣表彰

「今後も社会のために活動します」と奥さん
「今後も社会のために活動します」と奥さん

 長年にわたり人権擁護活動に尽力したとして、県人権擁護委員連合会事務局委員、奥シゲコさん(68)=岩出市南大池=が法務大臣表彰を受賞した。表彰式は先月21日、法務省で行われた。

 奥さんは、平成13年9月、岩出市の推薦で、法務大臣から人権擁護委員を委嘱。翌年からは、県人権擁護委員連合会の事務局委員として、県全体の人権擁護活動の運営を担当している。今回の受賞は、県内の委員224人のうち、過去5年間で最も活動実績があることが評価された。人権相談の他、啓発活動や人権侵犯事件の対応などの活動は年間50回にも及ぶ。

 活動を振り返り、「守秘義務があるため相談内容は、家族にも話すことができないので、心の負担になったこともありました」とし、「仲間の委員の協力や、家を留守にしても『人のためになるならば』と送り出してくれた夫の協力のおかげです」と受賞を喜んだ。今後も地区から社会全体へと人権擁護の思想が広がることを願い、活動を続けていく。

 この他、御坊人権擁護委員協議会の前田智教さんも表彰された。

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