「ごみ減量推進員」和歌山市が141人に委嘱

大橋市長㊧から委嘱状を受け取る推進員
大橋市長㊧から委嘱状を受け取る推進員

 和歌山市は、ごみの減量や分別の取り組みについて、各地区で市民と行政のパイプ役となる「ごみ減量推進員」の委嘱制度を開始し、19日、発足会を西汀丁の市勤労者総合センターで開いた。

 市一般廃棄物課によると、市は平成23年11月策定の一般廃棄物処理基本計画の中で、一人一日当たりのごみ排出量を10年間で約30%削減する目標を設定。推進員制度は目標達成に向けた取り組みの一環となっている。

 推進員は、市内各連合自治会の推薦で計141人に委嘱。任期は2年(今回は27年3月末まで)で、各地区でのごみ出しの状況確認、捨て方や分別の指導、啓発などを行う。

 市のごみ減量推進キャラクター「リリクル」にちなんだ愛称も決まり、各地区の代表1人は「リリクルリーダー」、1~3人の副代表は「リリクルサブリーダー」となった。

 発足会では、大橋建一市長が推進員の代表に委嘱状を手渡し、「皆さんの協力をいただき、ごみを減らし、きれいな和歌山市にしていきたい」と話した。

 続いて、ごみ減量ネットワーク代表の北井弘さんが記念講演。全国に比べて一人一日当たりのごみ排出量が多く、リサイクル率が低いなど市の現状を紹介し、リサイクルの実践を呼び掛けた。

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