ほくほく厄除開運 紀三井寺で大根炊き

温かい大根を振る舞った
温かい大根を振る舞った

 向こう一年の無病息災、厄除(やくよけ)開運を祈る「しまい観音厄除開運大根炊き」が18日、和歌山市の紀三井寺(前田孝道貫主)で行われた。毎月18日は観音さまの縁日とされ、平成13年から毎年12月のこの日、同寺観音講が炊き出した大根を参拝者に振る舞っている。

 炊き出しには地元の布引大根250本を使い、分厚く切った大根を大鍋で炊き出し。しょうゆ、砂糖、みりんなどで味付けし、約900杯分を用意した。

 この日はあいにくの雨に見舞われたが、朝早くから続々と参拝者が訪れ、観音講から温かい大根が配られた。

 初めて訪れた今福の女性(62)は「ことし健康に過ごせたことに感謝して大根をいただきました。来年も家族みんな健康で過ごしたいですね」とにっこり。

 前田泰道副住職は「心は清々しく、健康でよい一年を過ごしてほしいですね」と話していた。

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