新旅行商品開発で協力 大連市観光業一行が来県
大連市一行と歓迎した県関係者ら(前列右から3人目が王会長)
中国東北部の大都市・大連市から10日、市旅遊協会の王麗華会長を団長とする旅行・観光関係団体の要人一行が来県した。県関係者と意見交換し、和歌山と同市を結ぶ新たな旅行商品の開発などに協力して取り組むことを確認した。
一行は、一般社団法人全国旅行業協会(会長=二階俊博衆院議員)が11日に和歌山市で開いた「第10回国内観光活性化フォーラム」「地旅博覧会」に合わせて来県。大連市名誉市民でもある二階会長の要請に応じ、同市政府の意を受けての訪問となった。
10日には、意見交換を兼ねた歓迎会が和歌山市のロイヤルパインズホテルで開かれ、県観光交流課の櫻井紀彦課長らが一行を迎えた。
王会長は、大連市が日本、和歌山との友情を長年にわたり大切にしていることを強調した上で、同市からの海外旅行者が増加傾向にあり、市旅遊協会などの取り組みによって市における和歌山の認知度が高まっていることを紹介。「良い旅行商品を作り、和歌山の宣伝、観光の促進に役立てたい。皆さんもぜひ大連に来ていただきたい」とあいさつした。
櫻井課長は「和歌山を使った新しい旅行商品が誕生すればありがたい。和歌山に対する忌憚ない意見をいただきたい」と応じていた。
歓迎会には、旅行商品の開発で協力する全日本空輸㈱の遠藤克己大連・瀋陽支店長、商品戦略部スーパーバイザーの二階伸康氏、中紀バス㈱の高垣太郎社長らも出席した。
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