故郷の可能性を探り発展へ 植樹、観光、宇宙の行事から

門 博文

 1月24日、第186国会が召集されました。アベノミクスによる経済対策、景気回復の実感を全国津々浦々まで届けるための大切な国会です。まさに「好循環実現」を果たし私たちの故郷、和歌山にも今年は好況の波を引き寄せなければなりません。よろしくお願い致します。

 さて、国会活動の傍ら直近の関係する催しを3つ、ご報告させて頂きます。

 ①「木国じみんの森」
 去る2月2日、田辺市中辺路町で「木国じみんの森」と銘打って植樹祭を行いました。文字通り私たちの和歌山は古(いにしえ)から「木の国」と呼ばれた地域でかつてから林業の盛んな土地でした。しかし、時代の変遷に伴い木材需要の変化や輸入材の流入などで林業そのものが産業として存在しづらい状況となってしまいました。また森林の保全は地球環境にとっても非常に重要で最近では土砂災害などに対する防災の観点からも注目をされています。そんな折、もう一度「木」の大切さ、森の大切さを県民全員で再確認しようという趣旨で催された行動です。不肖、「実行委員長」を仰せつかり当日は自民党の国会議員、地方議員、知事、首長はじめ関係者約300名と共に現地にて記念植樹を行いました。地元の森林組合の皆様の協力もあり私は「オガタマノキ」という木を植えさせていただきました。これから30年、40年自分の生涯よりも永きにわたって育ってくれる苗木を植え感動を覚えました。参加された皆さんもそれぞれに植樹され共に思い出に残る1頁を綴らせていただきました。来年、再来年とこの行事を重ね再び「木の国」を取り戻せるよう頑張ってまいります。

 ②「国内観光活性化フォーラムイン和歌山」
 全国旅行業協会が主催する行事です。全国約5500社の旅行業者の皆さんが自らそして顧客を案内して集い和歌山の良さを知ってもらい和歌山の観光産業の可能性を共に見つけるのが目的です。当日は県内の参加者も合わせ約1万人がビックホエールに会し観光庁長官や旅行業界の重鎮の方々をゲストに基調講演やシンポジウムを開催しました。各地からお越しになった皆様には和歌山の良さを実感いただけたと思います。また和歌山の皆さんには私たちの故郷が持っている観光的な魅力、そしてそれをビジネスにしていく可能性を充分にお感じいただけたと思います。私自身はシンポジウムにてコーディネーターを務めさせていただきました。各方面の代表の皆さんからご意見を伺い新たに観光産業の創造に向けて元気が湧いてきました。これを機に和歌山の観光が更なる発展を遂げて行くと強く確信しました。

 ③「和歌山を、宇宙からの防災・教育の拠点に」シンポジウム
 来たる22日、和歌山大学で宇宙から防災を考えるシンポジウムが開催されます。宇宙と防災、なかなか結びつかないキーワードではありますが人工衛星を利用して防災のための仕組みを作って行こう、そしてそのシステムを産業に学問に育てて行こうとするものです。和歌山大学には宇宙教育研究所という機関があるのを皆さんご存知でしょうか。私も母校でありながら知らず先日、現地にて初めてご案内、ご説明をいただきました。直径12㍍の巨大なパラボラアンテナもあり、お聞きするところによると大学のキャンパスに存在するものとしては最大のものだそうです。また驚いたことにこのアンテナは地元和歌山の鉄工所さんの手によって作られたものだそうです。360度自由自在に角度を素早く変え衛星からの電波を受信していました。このような施設を備える大学で宇宙から衛星から防災を考えることに意義を感じます。当日はこの分野の第一人者でいらっしゃる千葉工業大学惑星探査研究センター所長の松井東京大学名誉教授が参加される予定です。この機会に広くその存在と可能性を知ってもらえればと思います。ご興味のある方はぜひご参加下さい。

 これらの行事に直接関わることによってさまざまな角度から故郷和歌山の可能性を探る。そして着実に地域の発展に結び付けて行く。このことこそ私に課せられた役割と自覚し今後も活動してまいります。頭を低くアンテナを高く頑張ります。

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