経営者ら朝活2年目 月1回、和歌山市民会館で


自身の生い立ちなどを話す柳岡さん

 経営者らが集まり朝の時間を活用した勉強・交流会「ビジネス朝飯会(ちょうはんかい)和歌山」(浅見葉子代表)が毎月第3木曜日午前8時10分から、和歌山市民会館で開かれている。会員登録制ではなく、自分のライフスタイルに合わせて参加できる。昨年2月に発足し、2年目を迎えた同会を取材した。

 同会は、参加者がボランティアで運営し、作り上げる勉強会。共に学び、成長する「共存共栄」をテーマに、ビジネス、ライフ、ヘルス&メンタルと区分分けし、「インプット」としての座学、「アウトプット」としての記入ワークやディスカッションを行っている。定員は20人でフェイスブックやホームページを通じて申し込み、講師、飲食業、製造業、フラワーデザイナー、社会労務士など、さまざまな業種、年齢の人が参加している。

 今月は、御坊市身体障害者福祉協会会長で〝車いすの元気配達人〟として活動している柳岡克子さんが「生きている喜び ~障害者だから気づいたおもてなしの心」と題して講演。「心の持ちよう一つで人は幸せにも不幸にもなる」と話し、仮死状態で生まれ、両手足に障害を持ちながら2歳半まで病院で過ごしたこと、大学時代は寮で自炊していたこと、障害者卓球と出会ったことなど、自身の生い立ちを伝えた。

 その後、参加者たちは朝食を取りながら、交流を深めた。浅見代表は「朝から良い刺激を受けることで心身ともに活性化され、その日の仕事がはかどる。参加者自身がすがすがしい気持ちで一日をスタートすると家族や従業員にも良い影響が与えられると感じている」と話していた。

 次回は、3月20日、「基本的なビジネスマナー ~これだけ知っていれば大丈夫!~」をテーマに開催。講師は接遇講師・顔コリほぐしインストラクターの大西正子さん。申し込みは同会ホームページ(http://asameshi.jp/business-wa.html)。

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