紀伊・有功中 30年前のタイムカプセル開封
タイムカプセルを開封する浅田さん㊨と卒業生
和歌山市、紀伊・有功の両中学校のタイムカプセルが1日、紀伊中で30年ぶりに開封された。昭和59年に有功中が開校し、当時約1400人いた紀伊中の生徒は両校に分離。それを機に「また会おう」と約束したカプセルで、当時の生徒300人以上が全国から駆け付け、約束を果たした。しんぽう写真館はこちらから
開封は紀伊中の体育館で行われ、朝から続々と当時の生徒が来校。30年ぶりの再会に、恩師や旧友たちは写真を撮ったり、抱擁したりして懐かしんだ。開封前には両校の校歌を合唱。当時の音楽教師・薗村佑子さんの「眉毛と眉毛の間から声を出すのよー」という久しぶりのレッスンに、卒業生は大喜び。拍手の中、恩師の浅田照男さん(88)によりタイムカプセルが開封されると、次々と当時の文集や名札が出され、「こんなん娘に見せられへんわー」など、出てくる物品を手に笑顔だった。
有功中の初代生徒会長、重藤和伸さん(44)は「感激の一言に尽きる」と感慨。開会であいさつした、紀伊中生徒会長の岩瀬月生君(14)は「僕も先輩みたいな40代になりたい」。浅田さんは「本当にみんな大人になった」と話していた。
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