日本最大の処理能力 汚泥再生センター建設

玉串を奉てんする松見副市長
玉串を奉てんする松見副市長

 施設の老朽化に伴い、和歌山市が同市湊の和歌山清掃センター青岸工場内に建設する市汚泥再生処理センター(仮称)の地鎮祭が1日、現地で行われ、工事期間中の無事故・無災害を祈願した。新施設は日本最大の処理能力を持ち、最新技術の導入で効率化が期待される。完成は平成29年3月予定。

 施設は既存設備を一部解体し、新施設を建設後、既存施設を解体撤去するスクラップ&ビルド方式。敷地面積9128・29平方㍍、処理能力一日当たり484㌔㍑。鉄筋コンクリート造りの地下1階、地上2階建てで、南海地震や津波などにも耐えられるよう堅固な設計となっている。

 地鎮祭には、松見弘副市長はじめ、設計・施工会社の三井造船環境エンジニアリング(本社=千葉県、高山充社長)、の関係者ら約80人が参加し、鍬入れや玉串奉てんなどの神事が執り行われた。

 松見副市長は「多くの皆さまの尽力によってこの日を迎えることができたことに感謝する」と述べ、大橋建一市長のメッセージを代読。高山社長は「長年培った建築ノウハウと最新技術を駆使して、期待に応えられるよう責任を持って行う」とあいさつした。

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