楠見西SCが初優勝 ヤオナ杯ソフトボール

4回、勝ち越し3点本塁打を放ちガッツポーズで生還する中井選手
4回、勝ち越し3点本塁打を放ちガッツポーズで生還する中井選手

 ヤオナ杯ソフトボール大会2014(山下直也大会会長)が9日、和歌山市のせせらぎ東球場で開かれ、楠見西SCが初出場初優勝を飾った。三田SCとの決勝は、初回に4点を先制されながらも、すぐに追い付く粘り強さを発揮。同点で迎えた4回には1死1、2塁から中井の右中間を深々と越える豪快な3点本塁打が飛び出し8―5で接戦を制した。MVPには中井選手が輝き、優秀選手賞は準決勝で好投した三田SCの藤井投手が獲得した。しんぽう写真館はこちらから

 ◇決勝

三田SC 4 0 0 0 1 5
楠見西SC 4 0 0 4 X 8

 ソフトボールを通して交流を深め、チームの絆づくりを目指しチームオリーブ(山路郁夫代表)が主催する大会で、第6回を迎えた今回は、16チームが熱い戦いを展開した。

 決勝は、ともに準決勝を逆転勝ちした楠見西SCと三田SCが対戦した。1回に先発投手の乱調から4点を奪われた楠見西SCは、その裏、先頭の山本和が中越え本塁打で反撃の口火を切ると、宮本の右前打を足掛かりに3点を加え、同点とした。70分の試合時間を視野に終盤を迎えた4回、山本和が内野安打で出塁すると、首藤の絶妙のバントが安打となり無死1、3塁と好機を広げた。宮本の遊ゴロで3塁走者は本塁憤死となったが、続く中井の勝ち越し3点本塁打で、勝利を引き寄せ、さらに宮嶋、前田の連打、益田の左前適時打で1点を加えた。

 1回途中から救援した左腕・西垣は4回まで三田打線を散発3安打に抑え、最終回に1点を許したが、力強いマウンドさばきで、リードを守り切った。

 楠見西SCの高山監督は「日頃の練習の成果が十二分に発揮でき、優勝につながった。チーム一丸となって、それぞれの場面で選手1人1人が一生懸命戦ったことが、いい結果になった」と試合を振り返った。各選手表彰、優勝、準優勝ナインは次の皆さん。

 ◇MVP=中井将人(楠見西SC)◇優秀選手賞=藤井宏明(三田SC)◇オリーブ賞=西垣充浩(楠見西SC)井畑将史(三田SC)◇大会々長賞=園山智(オリーブ)

 《楠見西SC》監督兼選手=高山繁樹▽主将=山本直紀▽選手=増田純、杉本雅宏、首藤力、宮原博文、江川公規、中井将人、山本和知、宮本祐樹、田中洋、西川善紀、高野匡基、有田順一、南勝則、益田宗利、矢田浩之、辻本一、前田貴喜、中谷勝成、橋本隆文、宮嶋唯之、西垣充浩、道上雅人、花井亘、大野裕造、向野卓哉

 《三田SC》監督兼選手=和田富雄▽主将=田村直也▽選手=奥村文洋、柏木利洋、和田紘規、井畑将史、岡本渉、筋原良考、岩井亮二、藤井宏明、池本重信、玉置肇朗

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