桐蔭中が上位独占 ロボカップ関西サッカー

1~4位を独占した桐蔭中メンバー
1~4位を独占した桐蔭中メンバー

 今月大阪で開かれた「ロボカップ・ジュニア関西ブロック大会」のサッカーAライト部門で、桐蔭中学校(和歌山市)が全国大会出場枠となる1位から4位を制覇した。また世界大会を目指せる同Bライト部門では智弁和歌山中学校(同市)の生徒を含むチームが優勝し、ともに全国大会(21~23日、埼玉)出場を決めた。

 各チーム、自律型ロボットを2台ずつ使って行うサッカー競技。日本独自リーグとなるAライト部門には25チームが参加し、桐蔭中の北又嘉人君と中南魁人君(ともに3年)のチーム「桐蔭3」が優勝した。試合中はロボットのタイヤが外れるなどのトラブルや、オウンゴールのミスもあり、全国大会までにロボットの改良を試みる。北又君は「まさか優勝できるとは思っていなかった」、中南君は「全国大会までにプログラミングを見つめ直したい」と意気込んでいる。

 また同校の前野悠人君と森本紗耶さん(同)のチーム「桐蔭キュリオ」が、ロボットやプログラムの発表が優れていたとして初めて「プレゼン賞」に選ばれた。

 世界共通ルールのBライト部門は、智弁和歌山中の中尾渓人君(2年)と、ロボットの講習会や大会で顔見知りだった立命館宇治中の村田智美さん(同)、大阪市立阪南中の三枝(さえぐさ)佑路君(1年)の3人のチーム「MonoChrome(モノクローム)XT」が優勝。全国大会で上位成績を収めると世界大会(7月、ブラジル)に進出できる。中尾君は昨年、別のチームで世界大会の出場経験があり、「優勝してことしも世界で戦いたい」と、世界への切符獲得を目指す。

 Aライト部門の2~4位に輝いた桐蔭中の生徒は次の皆さん。
 ②桐蔭7=竹中詩穂、平嶺葵③ぱぺぱぴゅ=大倉直也、松岡悠華④アルディーノ=鬼塚遼平、加納大成