女子は和歌浦が完全V 和歌山県小学バレー新人大会

5年ぶりの優勝を全試合ストリート勝ちで決めた和歌浦
5年ぶりの優勝を全試合ストリート勝ちで決めた和歌浦

 第25回県小学生バレーボール新人大会がこのほど、和歌山市の河南総合体育館や和歌山ビッグウエーブを会場に開かれ、28チームが激突した女子では地元・和歌浦が5年ぶりの優勝を飾った。エースで主将の淡路を軸に抜群のチームワークを誇る和歌浦は、ピンチにもみんなで声を掛け、励まし合いながら1戦1戦を勝ち抜き、全てセットカウント2―0のストレート勝ちで栄冠に花を添えた。男子では5年生主体の福島が準優勝と健闘した。

 ◇女子優勝
和歌浦2(21―16、21―13)0富 田

 ◇男子優勝
川 辺ひかり2(21―18、21―17)0福 島

 28チームのうち地元代表5チームが出場した女子はトーナメント、男子は各地区代表8チームが2ゾーンで予選リーグ、1位同士の優勝決定戦が行われた。

 ことしに入ってオーシャンカップ、アンパンマンカップ(高知)を制した和歌浦は、今大会も淡路の力強いスパイクと全員が得点を意識したサーブを武器に、果敢な攻撃を展開。相手のサーブやスパイクを、着実にレシーブ、正確なトスにより得点力がアップした。淡路だけでなく、ライトからのスパイクも織りまで、幅広い攻撃が相手を圧倒した。

 準々決勝では2連覇を狙うSTARSに快勝。準決勝は、1回戦から全てフルセットで勝ち上がってきた粘りの上名手を相手に、自分たちのバレーを徹底。チームメートの声がコートに響き、2セットを連取した。決勝でも和歌浦の勢いは止まらず、富田に反撃の隙を与えなかった。

 淡路主将は「みんな声を出して、全員の力で、優勝できた」とニッコリほほ笑んだ。

 男子決勝は、川辺ひかりと福島が対戦。160㌢台の選手2人を擁する川辺に対し、福島はサーブとレシーブで対抗。高さと学年差を吹き飛ばし、1セット目は3点差、2セット目の4点差まで迫ったが、あとわずか及ばず涙をのんだ。和歌浦少女、福島少年メンバーは次の皆さん。

 《和歌浦少女》監督=高田泰男▽コーチ=北嶋志津香▽マネジャー=淡路友香子▽主将=淡路水葉▽選手=北嶋柚葉、薮田理子、松本依子、萬川愛、緒方萌、田坂心愛、淡路日真里、北嶋彩琳、雑賀弥優

 《福島少年》監督=岡本佐和子▽コーチ=佐武香▽主将=竹中空斗▽選手=小笠原大知、坂下聖斗、竹中拳剛、金田七海、戎脇泰盛、岡本凌空、西出遥斗、高田寧桜